お・も・て・な・し

東京オリンピック招致で昨年は日本全体が盛り上がった。景気も上向き…しかし、新国立競技場建設問題は今更ながら解せない。それはともかくとして、、、

東京オリンピックが決まった瞬間に思ったことは、1964年の東京オリンピックと同じことをしてはいけない。と思った。確かにあれから50年 半世紀が経過して、私達の生活はあの時できたモノがベースになっている。高速道路一つとってもそうである。当時私は東京芝浦というところに住んでいた。三代続くハマおばさんであるが、2才から7才まで父の仕事で芝浦にいた。その時東京タワーができ、オリンピックの為に首都高速道路ができた。高速道路に家が掛かるということで、横浜に戻ってきた。

その話はどうでもいいが、2020年の東京オリンピックは50年前のようにインフラやビルを整備してオリンピックを迎える時代ではない。50年後を考えて準備する必要がある。

オリンピック招致で一躍脚光を浴びた滝川クリステルの言葉 『お・も・て・な・し』 がある。‘お・も・て・な・し’とは文字通り「もてなす」の丁寧語である。英語で言えば、Hospitality或はServiceであるが、もう一つの意味がある。「表裏なし」である。

 「表」とは 見えるモノ=形。

 「裏」とは 見えないモノ=心。

すばらしくゴージャスな食事や華美なもてなしでなく、心のこもった一服のお茶でもてなすことは、最高の贅沢である。「裏」の心での本当のもてなしこそが、『お・も・て・な・し』である。 『お・も・て・な・し』 好きな言葉である。

第三の人生?になり、ゆるりと人生を…ということで、趣味のお茶を日々楽しめるように自宅に茶室を設えてみた。 うらの心でのおもてなし を楽しみたい。

(青木恵美子)




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