手帳

気がつけば30年来、いつも選んでいる。AT・A・GLANCEの見開き一週間の手帳は、使い始めた1980年頃は取扱いが少なくて、年によっては出遅れて手に入れられなかったこともあった。スケジュール帳としてのボリュームが程よく、黒や青のインクに映える薄いブルーの(今年のは白だけど)、つるつるし過ぎない紙質が好きだ。携帯電話のスケジュール機能はアラームが便利だが、一覧したりざくっと一ヶ月前を確認したりするのには手帳が勝る。

もう一つは、ごく最近使い始めたメモパッドで、RHODIAのDOT PAD No12。こちらは、以前ならなんとか頭に入っていた雑用や日常のあれこれの備忘録だ。忘れないうちに分類さえせずに次々と書き込み、終わった事柄からびゅうびゅう二重線で消して行く快感と、安心感。女ものの洋服のポケットにも入るこの小ささ。多少、角が擦れてもページがよれても気にならない。というか実際思った程よれない。よれが来る頃には書き込んだ事柄がすべて無事完了してピッと破り取ることになるからだろう。

(服部郁子)

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