施主からの一枚

MYZのクライアントから一枚の画像が届く。

「はしご入手しました!」ってメール。

設計では、クライアントが希望していたスチール階段であったが、予算の関係で断念。

ていうか、「はしごの方が雰囲気いいんじゃない」って感じで、実際はポジティブ側な断念であった。

そんで、クライアントの祖父が屋根を修理する際に使ったりしていたものらしく、いい意味でシャビーな雰囲気がかわいい。

棚を自分で付けてみたり、ペンキで色変えてみたり、壁に穴開けて絵を飾ってみたり、花をたくさん植えてみたり、使い手が建築をどんどん育てて、カスタマイズして、楽しむ事に意味があって、建築家が最後まで作り上げるってのはつまらない。

住宅は、使い手がフィニッシュするというか、多分永遠に変化し続けて、完成しない位がいいんだと思う。

だから、僕は余白を残しておく。

ということで、僕のクライアントは皆、日曜大工がすごく上手で、センスが磨かれてきている。

そんなのを手伝ったり、メールで写真を見せてもらったりする事に、みょーに幸せを感じる。。。

(土田拓也)

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