近所のジャズバー

「壁やイスは黒。柔らかな青を基調にした照明。落ち着いたショットバーに、マイルス・デイビスの<カインド・オブ・ブルー>が流れる、、、」と、この春、新聞の神奈川版に近所のジャズバーが紹介されました。

私の行きつけのこのお店、個人的なことで恐縮なのですが、ベースとなるところは私が監修させて頂きました。オーナーである知人から昨年の夏頃相談を受け、アドバイスをしながらちょうど1年前にオープンしました。

場所は、最寄の駅近くの古い、何の変哲のないビルの1階にあります。 インテリアのコンセプトは、(と、気張るほどのものではありませんが、)「昔懐かしい、路地裏の黒い板塀を連想させる空間でジャズを楽しむ」というものです。 不思議とこのお店が落ち着くのは、店主の人柄ともに、店主自らの手造りの内装だから、感覚的にフィットするのかもしれません。全部素人の手造りだと稚拙なものなる、しかしプロが完成度の高いものを造ると、押し付けがましくもなる。 基本は私とプロの内装業者で関わりましたが、そこから先はオーナーのこだわりを実際に手を動かしながら完成させていく。 その結果が心地よく、ノスタルジーを感じるスペースとなったのかもしれません。

私もジャズをBGMに仕事ですが、お店のカウンターに専用席(?)も造ったので、時折ふらっと寄るのを楽しみとしています。

(豊田 悟)

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