BankART studio NYK

「BankART studio NYK」

http://www.bankart1929.com/

「BankART」とは横浜市が推進する歴史的建造物を活用した、文化芸術創造の実験プログラムです。

その施設のひとつが「BankART Studio NYK」。ここは1952年に日本郵船の物流倉庫として建てられたもので、それをアートスペースにリノベーションし、展示スペースやアートの制作拠点して活用されています。

運河に面したロケーションにあり、その運河越しに、みなとみらいや赤煉瓦倉庫、ベイブリッジが見渡せるという、とても横浜らしくて気持ちのいい場所。

事務所と家は青葉区のあざみ野なので、実は、港町のいわゆる横浜らしい場所にはあまり縁がなかったりします。

青葉区の住民は横浜市民なのに、関内やランドマークに行く時は「今日は横浜に行ってくるよ」とか言ったりします。(笑)

そんな中、縁あって時々訪れるのがここ。青葉区民のボクが横浜っぽい雰囲気を感じることができる場所のひとつです。

「BankART Studio NYK」は展示を見るだけでなく、カフェが併設されていて、コーヒーなどのお茶はもちろん、ちょっとしたアルコール類も飲める。

しかも市の施設だけあってアイスコーヒー200円と格安!!

芸樹作品とチープな造り(失礼!)のカフェスタンドやカフェバー屋台の組合わせは、なんとなく学生のころの「芸祭」を彷彿とさせてくれます。

多摩美出身のボクにとっては「芸祭(げいさい)、芸術祭」だけど、一般大学でいう学園祭のことです。

そうそう、3月の夜に来たときには、偶然、その母校である多摩美の工芸科の卒業制作展が開かれていて、より芸祭っぽい雰囲気になってました。

ちなみに多摩美の工芸科の施設棟は独立前にスタッフの一員として設計に関わった建物。ボクが一生懸命に担当教員と一緒になって考えたガラスや陶芸や金工のアトリエで生まれた作品とその作り手の後輩達と思いがけず対面できて嬉しかった。

展示やイベントが無い日なんかは随分と空いていて、知る人ぞ知る穴場スポットといえるでしょう。

バイクでふらりといってのんびりできます。

写真のような天気のよい日中もいいですが、実は夜がまた雰囲気があってお勧め!

ちょうどこの9月の連休に、ボクが副代表を務める 日本建築家協会 JIA神奈川 の建築祭が行われます。

area045のメンバーも半分近くがJIA神奈川にも所属していて、チラシ(今時はフライヤーか!?)も鈴木洋子さんに作っていただきました。

一般向け・こども向け・建築家向け・建築学生向けのイベントや展示、セミナーやコンテストなどがたくさん用意されているので、よかったら遊びに来てみてください。夜はパーティもあります。

JIA神奈川 建築WEEK2009「建築家と話そう!遊ぼう!」 9月19日(土)、20日(日)、21日(月・祝)

http://www.jia-kanto.org/kanagawa/event_week/index.html

※19、20日のメイン会場が「BankART studio NYK」です!

(中村高淑)

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