ONE PIECE

M君、仮にマサシ君としよう。

彼が、この前「ワンピース」を貸してくれた。ワンピースと言っても、トップとボトムが一体化された女性が着用する衣服ではありません。少年ジャンプに連載中のワンピース (ONE PIECE)です。

かつてはずいぶん読んでいたけれど、最近はたまに立読みをする程度で漫画にはトント疎くなってしまった。面白いモノはないかマサシ君に聞いたところ、彼はワンピース (ONE PIECE)を教えてくれた。

これが、評判に違わずいい。

「努力」「友情」「勝利」少年ジャンプのまさに王道を行く漫画であるが、僕はこのての話は大好きである。

ストーリーを紹介すると、主人公ルフィが、海賊王ロジャーが遺した秘宝「ワンピース」を世界の海賊たちと競って探す、宝探しの物語である。ある時、少年ルフィはゴムゴムの実を食べて、伸縮自在のゴムの体を手に入れる。やがて成長した彼は、子供の頃からの夢である海賊となって旅に出る。道中、宝探しには欠かせない仲間(スペシャリスト)を加えながら、敵をやっつけていくというアドベンチャーロマンスである。

Boys be ambitious ! は、通常「少年よ、大志を抱け」といった意味、つまり少年に対する[激励]の言葉として訳される。クラークさんは若者にむかって、未来は自分の手で切り開け!と、言いたかったのだろう。

ところで、どこに書いてあるのか忘れてしまったからかなり昔のことだが、次のような別訳を読んだことがある。

「少年は(そもそも)大志を抱く存在である」

これまで理解していた内容とはあまりに違うので当時は鳩に豆鉄砲だったが、この訳はハッキリ覚えている。ここでは少年の[特性]が説明されていて、今ではこの訳が何となく腑に落ちる。

ワンピースが僕の心をとらえたのは、子供でも判るように単純化されているとは言え、そこに表現された「永遠の若者の姿」だと思う。目標に向かって真っ直ぐ進む、その迷いのない姿である。

若者達には、勿論多少の功名心もあっただろう、打算もあっただろうが、自分は海賊王になりたい!とか、日本一の剣士になりたい!とか、全ての病気を治す医者になりたい! それぞれ一直線の目標があり、そのための準備なら、忍耐なら、こんな楽しい事はない。要するにワンピースは、若者の姿がもっとも象徴的に、最もシンプルに描かれている。目標と行動の間になんの仲介物もなく一直線につながっている清々しさ、若者にとって希望を持つことは「生きる」ことと同義である、ということが描かれている。

ワンピースには、そんなBoys be ambitious ! が描かれている。

(安田博道)

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